特定疾患に指定されている全身エリマトーデスという病気があります。日本には2~4万人の患者がいる、免疫異常により起こると考えられている疾患です。発熱、倦怠感、関節痛などの症状が代表的で、原因は解明されていません。病状が進んでくると血流障害や腎不全などの重大な問題にもつながることが判っていますが症状が出る部位は人によって様々でもあります。発症は有色人種の女性に多いとされている病気です。自分の免疫系統が自身を攻撃してしまうものではないかというのが現在最も有力な説で、この治療に主に経口、点滴などの副腎皮質(ステロイド)薬が使用されています。免疫が自身を傷つけているためステロイドにより免疫を抑制しなくてはならないのです。同じ副腎皮質ホルモンの前駆体であるDHEAの投与が病状の緩和や改善に効果があったという研究発表もあり、DHEAは難病の克服にも注目されています。
